モスバーガー、農業生産法人「サングレイス」本格稼動
2007年01月16日 16:18更新
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モスバーガーを展開するモスフードサービスは16日、モスバーガー店舗で使用する生鮮野菜の安定した調達と農業生産地との協力体制強化を目指し2006年2月設立した農業生産法人・サングレイスが、2月より、作付けを開始し本格稼動すると発表した。当初は、糖度・酸味に優れたトマトを年間約600トン全天候型耐候性ハウスで生産する。
サングレイスは、野菜くらぶと個々の生産者などとの共同出資会社で設立。モスフードは、新会社に対し6000万円出資し、約61%の株式を保有する筆頭株主となるが、農地法による「株式の譲渡制限」により、無議決優先配当株式が保有株式の大半となるため、議決権ベースは、10分の1となっている。
一部外食企業では、構造改革特区にて農業参入している企業もあるが、モスフードでは、本来的に農業生産地の活性化を目指して企業が協働して体質強化・向上していくためには、こうした共同出資方式が必要と判断。同社では、1997年以降、国内生産農家との協力体制を構築し、現在は協力農家約2000軒となっており、産地・生産者の顔が見える野菜を提供してきたという。こうした活動により、さまざまな生産者との連携が深まり、今回のような形態へ発展させることができたとしている。今回の事業は、こうした産地との連携手法が評価され、農林水産省より国庫補助事業に指定されているという。
サングレイスは、群馬と静岡に計3農場を保有し、総作付面積は3.8ヘクタール。3農場全てに耐候性ハウスを建設し、台風など天候による被害を受けない全天候型農場となる。農作物と土を接触させない農法である隔離土耕など先端技術を導入し、糖度・酸味に優れた同社の規格にあう大きいサイズのトマトを生産開始するという。
モスフードによると、過去数年、天候に左右される生鮮野菜の安定調達は困難となっており、とくに優良なトマトは、夏場以降欠品が毎年のように続いてきたという。新会社のトマトの年間収穫総量は約600トンで、このうち同チェーンで使用可能なL型優良トマトの収穫は約180トンを見込んでいる。
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