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新たなアフリカに期待強まる、世界銀総裁のアフリカツアー

2006年08月08日 05:59更新 mailメール

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 先月下旬、世界銀行総裁のポール・ウォルフォウィッツ氏はアフリカ8カ国ツアーを行った際、アフリカについて「エネルギーと大志がある」と話した。

 ウォルフォウィッツ総裁はタンザニア、エチオピア、ナイジェリア、ベナン、シエラレオネ、ガーナそしてリベリアを訪問した。これらの国々は負債問題を解決するために世界銀行の重債務貧困国(HIPC)イニシアチブに参加している。

 多くのアフリカ諸国が1970年代後半〜80年代前半以来予期せずして生じた物価の急上昇・原油価格の高騰、さらに世界的な景気後退の影響を受け、重債務に苦しんでいる。世界銀行等国際機関はこれらの事柄から生じた多重債務問題を緩和するための諸活動に取り組んでいる。

 HIPCは貧困国から既存債務を取り払う活動をおこなっている。

 たとえばアフリカで二番目に人口密度の高いエチオピアは、安定した経済発展を遂げた国の一つで、2004年HIPCプログラムに初めて受け入れられた国家である。エチオピアの純国内総生産成長率は2003−04年度で11%、2004−05年度で8.9%だった。

 世界銀行の貸付プログラムにおいて、エチオピアは今年6月に、農業、エネルギー生産、健康開発などのプロジェクト資金として18億ドル超を受け取った。 

 ウォルフォウィッツ氏はエチオピア滞在中の記者会見において、「エチオピアはアフリカ全てが経済的に成長するための重要なエンジンとなる潜在力がある」と述べた。

 ワールドバンクと国際通貨基金(IMF)は、超過債務国の経済発展を妨げているという懸念から、1996年にHIPCプログラムを立ち上げた。HIPCに属する国々のうち3分の2は、現在債務削減を受けており、削減された債務額の合計は590億ドルに達した。現在アフリカでは29カ国が債務削減を受けており、その他にも11カ国が債務削減懸案中だという。HIPCに属する40カ国のうち32カ国はサハラ以南の国々である。

 ウォルフォウィッツ氏は最近ワシントンD.C.のヘリテージ財団でのスピーチにおいて、アフリカ諸国は経済発展のためによく改革を行っていると賞賛した。つい最近リベリアではアフリカ初の女性大統領が誕生している。

 ウォルフォウィッツ氏は、「驚いたことに、数年前にはまったく国家としての機能を果たしていなかったようなリベリアやシエラレオネのような国々が大きな進展を遂げている。アフリカの大きな希望は、アフリカの地に住む人々にある。人材がもっとも偉大な天然資源だ。これからのアフリカの課題は如何にしてこのような人々の活力を解き放つか、生活を改善する機会を与えることができるかにある」とアフリカの将来に期待を寄せた。

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