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ボーイング、ムラリー氏の後任にカーソン氏を抜擢、人事を再編

2006年09月06日 13:20更新 mailメール

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 5日、米自動車大手フォード・モーターの会長兼最高経営責任者(CEO)のビル・フォード氏(49)がCEOを退任し、米航空機大手ボーイング社の副社長であるアラン・ムラリー氏(61)がフォード社の社長兼CEOに就任したことを受け、ボーイング社でも大規模な人事異動が行われた。

 5日、ボーイング社はスコット・カーソン氏をボーイング民間航空機部門の社長に任命した。カーソン氏は現在ボーイングシアトル支社営業部の副社長で、ボーイング勤務年数34年のベテランである。

 ボーイング社の経営不振を再建したムラリー氏が離れたことで、同社の経営が今後危うくなるとの見方も強まった。しかしカーソン氏もボーイング営業部で航空機受注数を大きく回復させた経験があり、大きな影響力を持つ人物として知られている。

 ボーイングCEOのジム・マクナーニ氏は「スコット・カーソンは、ボーイング社の顧客のことをよく知っている周囲にとても尊敬された指導者だ。我が社の製品やサービスもよく熟知している。カーソンはまさに民間航空機部門社長に就任するに相応しい人材だ」と述べた。カーソン氏はボーイング旅客機内のインターネット事業も先導した経験もあり、ボーイング社の様々な部署での勤務経験がある。

 またボーイング社は、ジェームズ・ジェーミソン氏をボーイング民間航空機部門のCOOに就任する予定。ジェーミソン氏は現在ボーイングシカゴ支社のエンジニアリング、オペレーションおよびテクノロジー部門の上席副社長を務めている。

 ボーイングCEOのマクナーニ氏はムラリー氏のフォード社CEOの就任について述べ、一ヶ月前に交渉が始まったときムラリー氏にボーイング社に留まるように告げたが、そのときムラリー氏はフォード社の経営を指揮する熱意に溢れていたことを明らかにした。

 ムラリー氏は1969年にエンジニアとしてボーイング社に入社し、その後数々旅客機モデルの企画開発に携わってきた。ボーイング777型機の開発のときには企画統括マネージャーを務めている。1998年のときにボーイング民間航空機部門社長に就任した。

 ムラリー氏はボーイング社のライバル会社である欧州エアバスに旅客機の生産数を追い越されたときに、旅客機生産の管理・統括を担当していた。ムラリー氏の采配により、ボーイングはその後数年でボーイング787型機の受注を多数獲得し、生産台数を再び増加させることに成功した。昨年は受注量がさらに増加し、ボーイング旅客機の昨年の売上高は約230億ドルとなっている。

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