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「ビスタ」販売にセキュリティソフト販売各社が反感

2006年10月21日 01:56更新 mailメール

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来年1月の販売を控えているマイクロソフト「ビスタ」に対する同社製セキュリティソフト「OneCare」の事前インストールに対して、これまでのマイクロソフトOSを保護するセキュリティソフトを提供してきたセキュリティソフト販売会社各社が反感を抱いている。

 ビスタ販売予定日が近づくにつれて、マイクロソフトはシマンテックやマカフィーなどのセキュリティソフト販売会社からの激しい反発に直面している。最近マイクロソフトはEUの反トラスト監視機関である欧州委員会に譲歩を示したものの、それでもセキュリティソフト販売会社各社は顧客を保護するに十分でないと不満を抱いているという。

 シマンテックコンシューマー・エンジニアリング部長のローワン・トロロプ氏によると、「我々はこの問題についてマイクロソフトと2年以上も交渉してきた。もうビスタ販売開始まで僅かな時間しか残されていないが、まだ我々は顧客に我が社のセキュリティソフトを販売するに良い位置を占めることができていない」と述べている。

 最終的には、消費者がマイクロソフト社製のセキュリティ対策ソフトをインターネットウィルスの脅威からパソコンを守る手段として選ぶかどうかを決断することになる。
  
 マイクロソフトは現在シマンテックおよびマカフィーとマイクロソフト製セキュリティ対策ソフト「OneCare」において競合関係となっており、セキュリティ対策ソフト販売会社各社にとって、「OneCare」によって大量の顧客を奪われる恐れがあり、脅威となっているという。他にもマイクロソフトビスタのカーネル部分へのアクセスがマイクロソフト社以外に対して制限されていることなどから、ビスタセキュリティソフト制作の面で、セキュリティソフト製作会社各社が不利な立場に立たされているとして反感を抱かれているという。

 「ビスタ」はマイクロソフトにとって2001年のウィンドウズXPの販売以来初のOSメジャーアップグレードとなる。「ビスタ」の新機能やすばらしい見栄えはマイクロソフトやマスコミによって賞賛されてはいるものの、同社製のセキュリティソフトについてはセキュリティソフト各社から反感を招いていることから、 マイクロソフトは19日にセキュリティソフト販売会社各社とオンライン会議を行い、ビスタのセキュリティソフト懸念事項に対する説明を行っている。

 セキュリティソフト専門家らによると、マイクロソフトがカーネルを保護することでウィンドウズをより安全にすることができるかどうかについては定かではないという。OSのセキュリティ対策については、人によってセキュリティ対策が設計された以上、人によって破壊される可能性も十分にあり、どのセキュリティソフトを用いても、決して完全にPCを外敵から守りきれるという保証はないという。
 

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