コスモ石油、重質油分解装置を新設、米西海岸でのカーブ軽油卸売にも参入
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コスモ石油<5007>は21日、堺製油所(大阪府堺市)において、コーカーを中心とした重質油分解装置群一式の新設を決定し、また、同装置群より生産される軽油の販路確保、採算性確保に向けた取り組みの一環として、米国西海岸地区におけるカーブ軽油卸売り事業に参入することを発表した。
コスモ石油では、重質油分解装置群について、製油所の競争力維持、向上に対し、重油需要減退を中心とした国内石油需要の構造変化に対応し、かつ堅調な需要が見込まれる海外石油マーケットに対する製品の供給力を向上させる必要があるとの認識の下、新設を決定したとしている。アスファルト留分を原料にナフサ、ジェット燃料、軽油を生産し、原油の重質化や重油から中間留分への生産スイングなどによる収益性の向上が期待されるという。
設備投資額は約1000億円、運転開始は2010年度を予定している。生産能力は、ナフサ25万キロリットル/年、ジェット燃料70万キロリットル/年、軽油35万キロリットル/年、石油コークス40万トン/年を予定している。
米西海岸でのカーブ軽油卸売については、同社はこれまで堅調な海外石油マーケットにおける販路開拓をオセアニア、アジアを中心に行なってきたが、アジア域内における軽油留分余剰の加速や超低硫黄軽油製造能力の一般化などに起因する競争激化を背景に、他地域への販路拡大を目指していた。今回、軽油生産技術が米国のカーブ規格(California Air Resources Boardに規定された環境対応規格)をクリアし、米国西海岸地区の市況も堅調を維持していることから、参入を決定したという。
2007年4月に販売を開始し、販売数量は40〜60万キロリットル/年程度。コスモ石油100%出資の子会社米国コスモ石油を通して販売する。
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