仏蘭エールフランス―KLMのスピネッタ会長は23日、伊アリタリア航空との合併を視野にいれた暫定協議を行っていると発表した。エールフランス側は、アリタリアの経営状況改善などを条件に合併交渉を開始するとしている。 スピネッタ会長によると、エールフランスとアリタリアとの協議はアリタリアの経営状況、合併による相乗効果の可能性、二社の戦略の適合性について焦点が置かれ、「この三点に関して明確な回答が得られた場合にのみ、アリタリアとの合併交渉を開始する」と語った。 23日に出された声明でエールフランスは、提携協議がアリタリアからの要請で開始されたものであり、まだ可能性を探る段階であることを強調した。エールフランス株価は発表を受け、23日市場で、一時前日比で8.2%下落し、終値では前日から6.5%安の30.14ユーロをつけた。 アリタリアでも「初期の段階であり、排他的ではない」と述べており、エールフランスとの提携を絶対視しておらず、他社との提携も考慮に入れていることをうかがわせている。アリタリアの株価は提携交渉の発表に伴い一時5.2%上昇したが、終値では2.2%下げ0.92ユーロをつけた。 エールフランスは旅客数の増加に支えられて7−9月期で3億7400万ユーロ(約563億9000万円)の純利益を上げているが、一方のアリタリアは4年間収益が改善せず、経営難が続いている。