中国は安定した原油供給量確保と原油市場の公正化のためにOPECと直接交渉の道を摸索しているという。 中国外交部では、中国がOPECとの交渉を発展させる道を摸索しており、そのことで中国の原油供給量安定につながり同国の治安を維持できると考えているという。中国の急激な経済成長により、中国国内原油需要量が急上昇している。中国国内の原油需要の上昇がここ数年の世界原油価格上昇の原因となっているとも考えられている。中国は現在日本、米国に次いで世界第3位の原油輸入国である。 現在アラブ首長国連邦ドバイで行われているアラブ戦略フォーラムに参加中の、中国の外務省にあたる中国外交部副部長(外務次官)のZhai Jun氏は、「イラクやナイジェリアなどの治安の不安定な国での原油生産量の不安定が原油価格上昇の一要因となっている。わが国はこれらの原油産出国の治安安定のために支援を行っていきたい」と述べた。現在中国は世界各国から新たな原油供給国を摸索しており、アフリカ、南アメリカ各国と戦略的な外交を行っている。 Zhai Jun氏は、「現在我々はOPEC原油産出国各国との直接交渉関係を築いて行く準備をしている。我々は世界レベルの大きな政策決定プロセスにできるだけ参加していきたい」と述べた。 米エネルギー省によると、中国は2005年に一日310万バレルの原油を輸入し、1日690万バレルの原油を消費しているという。