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新交通ICカード「PASMO」、来年3月18日サービス開始、Suicaとも相互利用可能に
PASMO協議会加盟事業者は21日、新しい交通ICカード「PASMO(パスモ)」のサービスを、2007年3月18日より開始すると発表した。「PASMO」はサービス開始時から「Suica」との相互利用も可能となる。
同日よりサービスを開始するのは、鉄道23事業者とバス31事業者(74営業所、約4,500両)。2007年度以降、鉄道3事業者、バス44事業者が導入を予定しており、首都圏101の事業者での利用が可能になる。
「Suica」との相互利用も可能になることから、Suica事業者5社を含め、利用者はパスネット、バス共通カード、Suicaを使い分ける必要がなくなり、首都圏の鉄道・バスの利便性が向上する。
発売金額は、1000円〜20000円。発売の際には、500円のデポジットが必要で、PASMO払戻しの際には返金される。カードの種類は、氏名、性別、生年月日、電話番号を登録する「記名PASMO」と、登録が必要なく大人運賃のみの適用となる「無記名PASMO」の2種類。「記名PASMO」は小児用も発行し、定期券との併用も可能で、紛失時には手数料500円を支払えば再発行もできる。
利用方法は、鉄道の場合、自動改札機にPASMOをタッチすることで、自動的に運賃が差し引かれ、定期区間外から乗車した場合や、定期区間から乗り越した場合にも、自動的に運賃を計算し、精算金額を差し引く。バスの場合は、バス車載機にPASMOをタッチすることで、自動的に運賃を差し引く。チャージは、駅の自動券売機やバス車載機などで可能で、上限金額は2万円。
記名PASMO用に発売されるPASMO定期券は、鉄道およびバスの定期券両方の定期券を一枚のPASMOに載せることが可能。鉄道は、事業者をまたがる連絡定期券も発売し、現在、連絡定期券を発売していない多摩都市モノレール、ゆりかもめ、横浜新都市交通の3社でも新たに連絡定期券を発売する。バスは、サービス開始時点の参加は東京都交通局のみとなる。無記名PASMOについては、バスの持参人式定期券を発売する。
PASMOでのバス利用時のサービスとして、「バス利用特典サービス(バス特)」を実施。毎月1日〜末日の1カ月間のバス利用額に応じて、バス運賃の支払いに利用できる「特典バスチケット」を提供する。「バス特」は、実施業者で共通に利用可能。1回の利用ごとに、支払い額を対象として、各バス事業者が個々に設定する「バスポイント」がPASMOに付与され、1,000バスポイントごとに、自動的に「特典バスチケット」が発行される。「特典バスチケット」は、次回の「バス特」適用車両利用時に、自動的に運賃として使用される。PASMO内に累積記録される「バスポイント」は10,000ポイントごとに繰り返され、「特典バスチケット」の有効期間は10年間となっている。
記名PASMOは、PASMOホームページにて会員登録することで、インターネットでも残額履歴の照会が可能となる。照会できるのは、3カ月前から前日までの、定期券購入情報(鉄道定期券・バス定期券それぞれの最新1件)、残額履歴(月日・利用種別・利用駅名・残額)、バスポイント・特典バスチケットの残高。会員登録は、2007年3月19日から受け付ける。
駅の自動改札機にタッチして入場する際に、残額が2000円以下の場合、自動的に3000円をチャージする、PASMOオートチャージサービスも開始する。オートチャージは、クレジットカードにより決済され、利用するためには、パスモが指定するクレジットカード会社への事前申し込みが必要。クレジットカードは、パスモがクレジットカード会社と提携して発行するPastown(パスタウン)カードもしくは、交通事業者系のクレジットカードを、申込み時に選択できる。サービス開始にあたり、2007年2月3日よりPASMOオートチャージサービスの申し込み受付を開始する。
PASMOは電子マネーとして、PASMO電子マネー加盟店での買い物にも利用可能。PASMO電子マネー加盟店開拓事業者が駅構内の店舗、自販機や沿線の商業施設などの加盟店を募集しており、サービス開始時には、加盟店舗約700店、加盟自動販売機約600台を予定。1年後には約5,000店の加盟店数を目指すとしている。
PASMOとSuicaの相互利用では、交通機関利用時の基本的なサービスを共通化し、どちらか一枚の交通ICカードがあれば、首都圏のほとんどの鉄道、バスの利用が可能となる。PASMO、Suicaが利用可能な交通機関において、どちらのカードでもご乗車、チャージ(オートチャージを含む)、バス利用特典サービスなどが利用できる。PASMO鉄道事業者は、自社路線および自社路線を含む鉄道連絡定期券(Suica事業者路線との連絡定期券を含む)をPASMOに載せて発売。PASMOバス事業者は、PASMO、Suicaいずれにも、バス定期券を載せて発売する。電子マネーも相互利用に対応し、それぞれの電子マネー加盟店で、いずれのカードも利用可能となる。
PASMOキャラクターとしては、「ロボット」を採用。PASMOの先進性、未来性を表象するキャラクターとして、無機質ではなく、「人に優しい」「便利」であるというイメージを持たせた、柔らかく親しみやすいキャラクターにするという。また、電車もバスも乗れる拡張性を象徴し、さまざまなシーンにも対応した柔軟な姿で、PASMO事業者の告知媒体などに利用される。
その他、大手鉄道事業者は、PASMOのサービス開始を契機に、系列のグループポイントカードとの連携など、関連事業、関連サービスとの連携サービスを検討、推進していくとしている。
現在発売中のパスネットについては、PASMOの普及状況を見ながら、適当な時期に発売を中止する方向で検討しており、バス共通カードについても、PASMOの普及状況を見ながら、扱いについを検討するとしている。
Suicaでも相互利用開始にあわせ、こども用SF(ストアードフェア)カード、 記名SFカードの設定、オートチャージサービスを開始し、新しいバスのサービスについても検討するとしている。オートチャージについてはビュー・スイカカード向けに2006年中にも先行開始する。
サービスの開始に当たり、PASMOとSUICAを提供する首都圏交通事業者は、「首都圏を一枚で。」をキャッチフレーズにしたキャンペーンを実施。サービス開始日の来年3月18日には、記念Suicaカード10万枚と記念PASMOカード12万枚を発売予定。
PASMO協議会加盟事業者では、「PASMO」の発行枚数を、2007年度末までに500万枚、2009年度末までに800万枚を目指すとしている。
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