サハリン2、ガスプロムへ株式譲渡で合意
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三井物産と三菱商事は22日、ロイヤルダッチシェルとの3社共同出資会社サハリンエナジー社(SE社)株式の一部をロシアのガスプロム社へ譲渡することを決定し、3社とガスプロムとの間で譲渡に係わる議定書を21日に締結したと発表した。同議定書に従い、今後ガスプロムはSE社株式50%+1株を74.5億ドルにて取得する。株主構成は、これまでのシェル55%、三井物産25%、三菱商事20%から、ガスプロム50%、シェル27.5%、三井物産12.5%、三菱商事10%となる。
SE社は今後もプロジェクトのオペレーターを務めていく。ガスプロムは、最大株主としてプロジェクトの主導的役割を担うことになり、一方でロイヤルダッチシェルは、引続きSE社経営に深く関与しつつ、技術的なサポートも継続していく。
ガスプロム及び既存株主は、一丸となって、既に購入を確約している日本・韓国及び米国西海岸の顧客に対し、スケジュール通りLNGを供給すべく、サハリン2プロジェクトの完工に向け全力を挙げて取り組むことで合意。サハリン2プロジェクトは、ロシア政府環に境問題を指摘され、今年9月に事業認可の一部を取り消しを受けているが、今後、ロシア資本が参加することで、環境問題が解決に向う可能性が出てきた。
許認可問題に対しても、ガスプロム及び既存株主3社は、同問題解決に向けて最大限努力していくことを確認しており、PSA(生産物分与契約)の主管官庁であるロシア連邦産業エネルギー省との間でも、諸問題の解決に向けた今後の取り決めについての基本合意に至ったという。今回の合意を以って、ロシア法及びPSAに基づき工事に必要な全ての許認可が遅滞無く発行され、スケジュール通りにプロジェクトを遂行していく方針を確認。サハリン2プロジェクトの改訂開発予算については、Supervisory Board(ロシア連邦・サハリン州政府代表及びSE社代表により構成される特別委員会)によって承認される見通し。
サハリン2プロジェクトは、世界最大の石油・ガス複合プロジェクトであり、約40億バレル相当(石油換算)の資源を有している。現在、日量約8万バレルの原油(夏季半年間)を生産し、第二段階開発を行なっており、建設完了後、日量約17万バレル(通年生産)の原油及び年間960万トンの液化天然ガス(LNG)を生産する予定。
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