イランは現在原油輸出による歳入が急激に減少しており、この傾向が今後も続くようであれば、実質的に2015年までに原油輸出による歳入が無くなってしまう可能性があるという。25日、全米科学アカデミーが発表した。 イランは経済問題の深刻さから、国家が不安定な状態になっている。イランは原油輸出により年間500億ドルの歳入を得ているが、ここ最近原油輸出高が年間10−12%の割合で減少してきている。このような中で、アナリストらの一部では、2015年までにイランは原油が輸出できなくなる状態にまで陥るのではないかと懸念されている。 現在イランは欧米各国によって核兵器開発を行っているのではないかと疑われているが、イランにとっては、ひどく悪化した国内財政状態を改善するためにも原子力発電技術を発展させる意味は大いにあるという見方もある。 イランは自国の高まるエネルギー需要を満たすために、自国の原油生産増強のために投資するよりも、核エネルギーに依存しようとしている。またイランの核開発はロシアによって経済支援を受けている。 イランは1日370万バレルの原油を生産しており、これはOPECによるイラン原油生産割当て量より30万バレルも少ない量となっている。石油生産量減少の主たる原因は、イランの石油パイプラインのところどころに亀裂があり、そこからの漏洩によるものであるという。この漏洩によって、年換算で同国の歳入上、55億ドルの損失となっていると見積もられているという。