東レ、RO膜を地中海沿岸海水淡水化プラントで受注
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15日、東レは、海水淡水化用の逆浸透(RO)膜事業で、地中海沿岸の3ヶ所での海水淡水化プラントについて相次いでRO膜を受注したと発表した。
今回、受注したのは、ハンマ海水淡水化プラント(アルジェリア、造水量20万m3/日)、パルマシム海水淡水化プラント(イスラエル、造水量9.3万m3/日)及びマルタ海水淡水化プラント(マルタ、造水量5.4万m3/日)の3件。いずれも今年稼働開始予定で、トリニダードトバゴ海水淡水化プラント(2001年納入、造水量13.6万m3/日)やチュアス海水淡水化プラント(2005年納入、造水量13.6万m3/日)などに引き続いての海水淡水化大型案件の受注となるという。
ハンマは、アルジェリアの地中海沿岸、首都アルジェの郊外にあり、プラント建設はGEアイオニクス(Ionics)社が受注し、現在建設中で、完成するとアフリカ最大の海水淡水化プラントとなるという。
パルマシムは、イスラエルの地中海沿岸にあり、同国第2の都市テルアビブの南に位置している。同国のヴィア・マリス・コンソーシアムが建設・運転・維持管理を受注した同案件は、東レにとって同国プラントへの初納入となるという。
マルタは、地中海に浮かぶ島国で、現在、島内3ヶ所で海水淡水化が行われている。これらは全て1980年代から90年代に建設されたもので、今回、同プラントのRO膜の交換をすることとなり、東レ製が初めて採用されることに決定したという。
これら3国は、地中海沿岸地域であり、内陸部に水はほとんどなく、国連レポートによればこの地域は、アラビア湾岸地域などと並び2025年の水欠乏地域となっており、このまま手をこまねいていると国家の存亡に関わる事態となる恐れがあるという。
このような背景の下、同地域での2015年までの淡水化施設容量増加予想は179%となっており、これは湾岸地域比で2倍近い伸びが期待されるという。その中でも特にアルジェリア、イスラエル及び東レが多数の実績を持つスペインが、海水淡水化プラント、特にRO膜法によるプラント建設に力を入れており、現在続々と巨大ROプラント建設を計画中だという。
東レは、今後も引き続きこの地域のほか、中東、中国などへ積極的に受注拡大を図って行く方針。
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