ロシアプーチン大統領は21日、同国がエネルギー供給の際に経由国への依存度を削減させ、今後のエネルギー供給をより潤滑化させることを誓約し、さらにエネルギー分野での市場ルールに則って供給を行っていくと宣言した。 ドイツメルケル首相はプーチン大統領と黒海リゾートソチ市のプーチン大統領別荘で会談を行い、ロシアは欧州へのエネルギー供給国として非常に重要な位置を占めていること、欧州各国への供給停滞を回避することを呼びかけた。 プーチン大統領はメルケル首相と会談の際、「エネルギー資源を欧州各国の消費者へ経由国を通さずダイレクトに輸送する輸送ネットワークをできるだけ発展させていきたい」と述べた。 現在欧州各国はロシアを主要エネルギー供給国として依存することを疑問視しており、今回のプーチン大統領の誓約はそれを受けてものものであったと思われる。ロシアは8日から3日間に渡ってベラルーシ経由のエネルギー供給停滞を生じさせており、欧州各国が懸念を抱くようになった。ロシアは昨年もウクライナとのエネルギー需給における価格論争や欧州への天然ガス輸送量の一時的な不足が生じたことで、評判を下げている。 プーチン大統領は、ロシアは今後エネルギー輸送網を発展させて、バルト海海底を通る天然ガスパイプラインを増設し、それにさらにポーランドへの側管をつける方針であると述べた。さらにドイツに天然ガス備蓄庫やポーランドとスウェーデン間の海底にもパイプラインを建設することで、欧州各国へのエネルギー安全確保を行っていく予定であるという。今後欧州すべての同国エネルギー受給国各国に対し、市場ルールに則って供給を行っていくことも誓約し、「我々は経由国含めエネルギー受給国各国と潤滑で透明性のあるエネルギー供給を行っていくための良好な関係を築いていくつもりだ」と述べた。 現在欧州各国はロシアから需要総量の4分の1の天然ガスエネルギーをロシアに依存している。またその4分の1のエネルギーのうち3分の1はドイツが消費している。