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ナスダック、LSE買収失敗で圧力強まる

2007年02月12日 18:53更新 mailメール

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ナスダック証券取引所は10日、ロンドン証券取引所(LSE)を53億ドルで買収し損ねたことで、投資家らから大きな圧力を受けるようになっている。

  世界最大の電子証券取引所であるナスダックはほぼ一年もの間LSE買収を試みたが、失敗したことで、今後競合他社NYSEがナスダックに対しグローバル証券取引市場において優勢な地位を占めることになることが伺える。NYSEとユーロネクストが統合することにより、世界初の大西洋をまたがるグローバル証券取引所が成立することになった。

 アナリストらはナスダックCEOグレイフェルド氏は現在投資家らから、ナスダックの競争力を保つように大きな圧力を受けているものと分析している。またナスダックは12日第3四半期収益発表を行うが、その後のグレイフェルドCEOの発言もアナリストらから注目されている。

 米企業コンサルタント会社CelentアナリストのDavid Easthope氏は、「もしグレイフェルド氏がナスダックの欧州進出をあきらめると言ったら、投資家はとても失望するだろう。投資家らはナスダックの欧州およびアジア進出を期待している」と述べている。

 対するNYSEは欧州、アジアの双方への進出を成し遂げている。NYSEはパリを拠点とするユーロネクストの買収とインドナショナル証券取引所の株式20%取得、さらに東京証券取引所(TSE)との業務提携を果たしている。さらに今後NYSEセインCEOがLSEの買収および業務提携を図ることも考えられる。

 一方でLSE広報担当者によると、すでにLSEはTSEとの戦略的業務提携に向けて動き出しているという。LSE代表取締役Clara Furse氏は、これまでどの証券取引所による買収も「LSEが過小評価されている」として拒んでいる。

ナスダックはまだ欧州でドイツ証券取引所など他の証券取引所との提携機会を模索している。またアジア証券取引所との提携も考慮に入れている。しかしながら一方でナスダック自体もLSEなど他証券取引所から買収されるおそれも抱えている。

 世界証券取引所の合併がますます盛んになる中で、ナスダック、LSE双方ともに今後の他証券取引所との提携、買収戦略を迅速に決断し、NYSEなどの世界規模の取引を行う証券取引所に遅れを取らないようにすることが期待されている。


※この記事はAP通信との契約で財経新聞社が日本向けに翻訳・編集したものです。翻訳・編集責任は財経新聞社にあります。AP通信はコンテンツの誤謬及び遅延、コンテンツに依拠してなされたすべての行動に関して一切責任がないものとします。Copyright 2006 The Associated Press. All rights reserved.

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