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昭和電工、りん光発光有機EL素子で世界最高水準の外部量子効率を達成

2007年02月15日 10:16更新 

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 14日、昭和電工は、開発中の同社独自のりん光発光材料を使用した単層型高分子有機EL素子について、緑色で17%、青色で16%と世界最高水準の外部量子効率を達成したと発表した。

 同素子は、耐久性については35万時間(初期輝度100cd/m2)まで到達しており、今後、実用化に向けての本格的なマーケティング活動を開始する。同社は、同素子を使用した大型面発光パネルの開発を進めており、2007年央までに同パネルの量産試作ラインを設置する予定としている。有機ELパネルは将来ディスプレーや照明などへの利用が期待されており、今後、同社は、実用化に向け更なる高性能化を推進していく方針。

 有機ELの発光方式には、蛍光とりん光の2種類があり、他社において開発が先行している蛍光発光有機ELは既に携帯電話のディスプレーなどに使用されている。一方、りん光は、理論上蛍光の4倍の発光効率を得ることが可能だが、蛍光に比べ耐久性の点で問題が残されており開発が遅れているという。現在、同社が開発を進めている有機ELパネルには、りん光発光性を持つ発光体をその他の材料と共重合体化した同社独自のユニークな高分子材料を用いている。また、発光素子は、高分子の特長を最大限に活かしてシンプルな単層構造となっているが、現時点で最高レベルの発光効率を達成しているという。

 現在、有機ELの用途開発は、携帯電話や大型TVなどの高精細ディスプレーを中心に取り組まれているが、同社の有機ELパネルは、同社独自のりん光発光材料による高発光効率と長寿命、大型面発光という特長を活かし、広告媒体や各種表示装置向けなどを中心に用途開発を進めている。今後、さらに性能の向上を進めていくことにより、同社は、2010年に同製品の売り上げを100億円にまで拡大することを目指す。

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