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新日鉄、世界最深クラスの海底パイプライン用UO鋼管を受注

2007年02月20日 13:52更新 mailメール

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 19日、新日本製鐵(新日鉄)は、三井物産と共同で、高強度・深海用途UO鋼管(大径溶接鋼管)をスペインとアルジェルアを結ぶ天然ガス輸送パイプライン(地中海パイプライン)向けに受注したと発表した。同パイプラインは、地中海を横断し、深度が海底パイプラインとして世界最深クラスの最大2160mに達する深海に敷設されるもので、こうした超深海部に高強度X70グレードのUO鋼管が適用されるのは世界初になるという。

 地中海パイプラインは、アルジェリアのソナトラック社の天然ガスを、地中海を経て南欧へ輸送する全長226kmのパイプラインで、特にヨーロッパにおいては、天然ガスの安定調達及び京都議定書に沿ったCO2削減に欠かせない戦略的プロジェクトと位置付けられている。事業主体は、エネルギー会社を中心とする5社の合弁企業であるメドガス社で、パイプラインの敷設を今年から2009年前半にかけて行い、天然ガスの供給を2009年中頃に開始する見込みになっている。

 同パイプラインに使用される大径溶接鋼管の総量は、約9万トンで、このうち新日鉄のUO鋼管は、最深部を含む過半の約5万トンに採用されたという。UO鋼管は同社君津製鉄所で製造され、今年4月から出荷を開始する予定。

 今回の地中海横断パイプラインは、UO鋼管としては世界的にも過去に事例がない最大級の深度を含むルートとなることから、極めて厳しい敷設環境となり、このような環境下では、水深2200mもの超高水圧に耐えられる高強度・極厚肉サイズでの圧潰特性と、海流や地殻変動等に対しても壊れにくい低温靭性という相反する性能を満足する技術的難度の高い複合特性を備えた鋼管が必要とされるという。

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