米ソニーは26日、今夏初めにこれまでよりも低価格のブルーレイ ディスクプレーヤー「BDP-S300」を投入すると発表した。次世代DVDの規格争いの中で重要なステップといえる。ソニーの家庭製品部門上級副社長のRandy Waynick氏によると価格は599ドルの予定だが、ソニーが現在999ドルで販売している「BDP-S1」と同等の性能を持つ。 ブルーレイ ディスクプレーヤーを生産しているソニーやサムスンは、対抗する東芝のHD DVD規格のプレーヤーに価格面で差をつけられている。現在市場に出回っている東芝の現行モデルは499ドル。しかし、消費者は一つの規格に落ち着くのを待とうと買い控えが起こっており、両規格のプレーヤーとも売上は振るっていない。これまでのところ、次世代DVDソフトを購入している大半の層はプレイステーション3(PS3)で再生していると見られる。PS3には499ドルと599ドルという二つのバージョンがあり、ソニーは昨年180万台を売り上げた。 Waynick氏は会見で「PS3を購入した人のうち80%がブルーレイの映画も同時に購入する」と説明した。同氏はまた、今年、ブルーレイディスクがHD DVDの3倍を売り上げているというニールセン・ビデオスキャンの小売データを引用しながら「消費者はこれが、これから付き合っていくフォーマットだと決めた」と述べた。 BDP-S300はBDP-S1よりも小型で、DVDプレーヤーと同程度のサイズになっている。現行モデルと同様に、1080pの高画質で信号を出力できる。また、BDP-S1には無い機能として、CDの再生も行える。 米ソニー社長のStan Glasgow氏は会見でクリスマスまでにブルーレイプレーヤーの価格が500ドルを切るだろうと述べた。ソニーはこれまで、DVDプレーヤーがあまりに急速に低価格・普及品化してしまい、一台50ドルの製品が支配している市場で利益を上げることは難しいと述べていたが、Glasgow氏は「長期的には、DVDとまったく同じようになると考えている。」と語り、ブルーレイも同じ道を歩むとの見方を示した。