米半導体大手アドバンスト・マイクロ・デバイス(AMD)は5日、16億ドルから17億ドルとしていた1−3月期の売上高が、見通しを下回る見込みであることを明らかにした。発表後、AMD株は52週ぶりの安値となった。 AMDは事業規模がはるかに大きい最大手インテルとの激しい価格競争で苦しめられており、投資家からは、製品ラインナップが早急に更新される必要があると求められている。AMDは5日の市場が始まる前に短い声明を発表した。売上高減少の詳細は明らかにしなかったが、ヘクター・ルイズ最高経営責任者(CEO)は、サンフランシスコのモルガン・スタンレー・テクノロジー・カンファレンスでのプレゼンテーションで、同社が、現在の事業の大半を占めるパソコンやサーバ市場からの需要を過大に評価していたと語った。 2006年10−12月期、AMDの最終損益は5億7,400万ドルの赤字だった。グラフィックチップ製造のATIテクノロジーズ買収に関連する費用がかさんだ。AMDは、2006年にマイクロプロセッサ全体の市場でインテルのシェアを6%奪ったが、今後の生産をインテルと差別化し、深刻な価格競争に対処する十分な詳細が示せなかったため、市場の落胆を誘った。 ニューヨーク市場でAMD株は52週ぶりの安値となる23セント安の13ドル95セントだった。朝方には一時13ドル53セントにまで下落した。