JAL、安全対策にLOSAを導入
日本航空(JAL)は8日、日常運航をヒューマン・ファクターの観点から客観的に、かつ科学的に分析する手法である「LOSA(Line Operations Safety Audit)」を導入すると発表した。これにより、安全に関わるヒューマン・ファクターへの取り組みを強化し、更なる運航品質の向上を目指すとしている。
LOSAは、1990年代に米国連邦航空局(FAA)から支援を受けて、米国テキサス大学で開発されたプログラムで、航空会社の日常運航をモニター・分析・評価することにより、各社に潜在する「ヒューマンエラーを誘引する要因・背景」や、「ヒューマンエラー対応方法の傾向性」を発見する「日常運航の健康診断」。FAAと国際民間航空機関(ICAO)が、LOSAを推奨している。
JALでは、2007年4月から約3ヶ月間、LOSAの運営会社であるTLC社とLOSAオブザーバーとしての訓練を受けたJALの運航乗務員が、LOSAでは世界最多となる国内・国際線合計435便に搭乗し、「日常運航の一連の流れ」や「フライト操作」等、「ありのままの姿」をヒューマン・ファクターの観点から客観的にオブザーブする。これらの結果は、TLC社により科学的、統計的に分析され、JALはこの分析結果をもとに必要な改善策を講じていくとしている。更に改善策の日常運航における定着度を継続的にモニターしていくことで、その効果を検証していく予定。
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