プライベート・エクイティ最大手の米ブラックストーンは21日、IPO(株式公開)に向けて40億ドルを公募する道を模索していると発表した。ブラックストーンはこれまで数百億ドルの買収を行って来たプライベート・エクィティ会社として有名である。ブラックストーンは今後米証券取引委員会(SEC)に申請し、ニューヨーク証券取引所(NYSE)への上場を検討しているという。 ブラックストーンは上場することで、買収のための更なる資金獲得が期待できるとしている。さらに上場によってブラックストーンのブランド力を強めることができ、株式増加により事業規模拡大が望めるという。ブラックストーン・グループは3月1日時点で787億ドルの資産を所有している。2006年純利益は前年比で倍増を示し、22億7千万ドルとなった。 ブラックストーンはまだIPOの時期については明らかにしていないが「我々は今後もプライベート会社として正しい時期を見計らって適切な資産を売却・購入する決断が行われるように継続した努力を行っていく」と述べた。 今回のブラックストーンのSECへの申請を機に、今後プライベート・エクィティ大手が次々とIPOに踏み切っていくのではないかという予測が高まることになった。既にブラックストーンの競合他社、フォートレス・インベストメント・グループもIPOのために6億4,330万ドルの資金を集めている。 これまでブラックストーンはハラーズエンターテイメント、TXUグループ、サービスマスターなどの大手企業の買収を手がけてきた。ブラックストーンは今後株式公開により企業株式を取得することでさらなる利益獲得の道を模索している。