米シティグループは9日、台湾の中堅銀行である華僑銀行を141億台湾ドル(4億2,500万米ドル)で買収すると発表した。米金融グループの海外展開計画としては最新の動きとなる。シティグループは華僑銀行1株につき11.8台湾ドル(0.36米ドル)の現金を支払う。 買収が成立すれば、二行の資産は合わせて228億米ドルとなり、台湾に66支店を有することになる。華僑銀行の55支店はシティバンクへと名称を変更する。シティバンクは台湾内に11の支店を有している。米金融グループは海外市場からの収益向上を模索しており、中国と関連した堅調な取引と投資がある台湾での事業投資を増加させている。シティグループの最高経営責任者(CEO)チャールズ・プリンス氏は、海外事業からの収益比率を現在の45%から60%にまで高めたいと述べている。 外資による過去最大の台湾での銀行買収としては、英スタンダード・チャータード銀行が昨年、台湾の中堅銀行である新竹国際銀行を12億米ドルで買収している。この買収は、2006年内で台湾に対する最大の海外直接投資でもあった。アナリストによると、外資系金融会社は、このような合併を通して中国本土と同じ文化と言語を持つ台湾人の支配人を中国事業に異動させ、顧客ベースの拡大につなげることができるという。