バイアコム、オンライン広告配信でヤフーと複数年契約
米メディア大手バイアコムは10日、オンライン広告で米ヤフーと複数年の提携契約を結んだことを発表した。MTV.com、VH1.com、ComedyCentral.com、Nickelodeon.comなど、バイアコムが保有する33のウェブサイトで、検索連動広告とコンテンツ連動広告が表示されるようになる。ヤフーにとっては米グーグルに対しての競争力を高めることにつながる。
提携に関して、金銭面での条件は明らかにされなかったが、インターネット業界で一般的な手数料に基づくと、バイアコムの取り分は恐らく広告売り上げの70-80%になる。
バイアコムは先月、動画共有サイト大手のユーチューブがバイアコムの番組を許可無くサイトに掲載し、繰り返し著作権を侵害したとして、グーグルに対して10億ドルの訴訟を起こしている。昨年11月に17億6,000万ドルでユーチューブを買収したグーグルは、ユーチューブは要請に応じて投稿された著作権物の削除を行うことで、法を遵守してきたと主張している。
一方、ヤフーとグーグルとの緊張はここ数年の間高まり続けている。インターネット初期のサクセスストーリーの一つとなったが、ヤフーは後発のグーグルの驚異的な成功によって影が薄められてきた。
インターネット最大の広告ネットワークからの収益によって牽引され、グーグルの昨年の純利益は31億ドルでヤフーの7億5,100万ドルのおよそ4倍であった。時価総額ではグーグルが1,450億ドルで、ヤフーの3倍である。グーグルの成長はタイム・ワーナーのAOL.com、ニューズ・コーポレーションのMySpace.com、IAC/インタラクティブのAsk.comといったインターネット上で最大級のトラフィックを持つサイトとの広告提携によって支えられてきた。
ヤフーは最近導入した広告システムの「パナマ」によって、グーグルとの差を縮めようと試みている。バイアコムの契約はヤフーにとって2月にパナマを導入してから初めての広告配信契約になる。
グーグルはバイアコムとヤフーの提携に関して明確なコメントを避け、声明の中で「当社は、提携企業との協力の下、オンラインコンテンツの収益化と、広告主に新たな広告の機会を創出することへの努力を続ける」と述べた。
バイアコムのクラスB株は10日のニューヨーク市場で40セント安の40ドル60セントで終え、ヤフー株はナスダック市場で5千と高の31ドル69セントで終えた。グーグル株の終値は1ドル71セント安の466ドル50セントだった。
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| *この記事はAP通信との契約で財経新聞社が日本向けに翻訳・編集したものです。翻訳・編集責任は財経新聞社にあります。AP通信はコンテンツの誤謬及び遅延、コンテンツに依拠してなされたすべての行動に関して一切責任がないものとします。Copyright 2006 The Associated Press. All rights reserved.
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