米化学大手のダウ・ケミカルは12日、同社の元最高財務責任者(CFO)で現在は相談役のペドロ・レインハード氏と、事業責任者のロメオ・クレインバーグ氏を取締役会の同意によって解雇したと発表した。声明によると、レインハード氏とクレインバーグ氏は「極めて不適切な業務活動を行い、ダウの行動規範を明らかに侵害した」としている。 同社広報担当のChris Huntley氏は、両氏が「第三者とのダウの買収に関する交渉に関与していたが、社を代表して行われたものではなかった。われわれは協議が継続されているのかどうか関知していない」と述べた。 同社を巡っては、英紙によって中東の投資家と米買収ファンドのグループが買収提案を準備しているなどと報じられていたが、同社は9日、「レバレッジド・バイアウトに関する交渉は行っていない」との声明を発表していた。 12日の電話取材に対しクレインバーグ氏は、申し立てられたような事実はなく、弁護士に相談していると語った。レインハード氏からはコメントが得られなかった。