米グーグルと米ラジオ大手クリアチャンネル・コミュニケーションズは15日、グーグルがクリアチャンネルの675以上のラジオ局を対象とした広告の販売を仲介するという長期契約を発表した。 グーグルのラジオ広告販売代表Drew Hilles氏は、「クリアチャンネルとの提携は、グーグルがラジオ業界にとどまり、大きな影響力を持つという非常に大きな声明だ」と述べた。 Hilles氏によると、グーグルを利用する広告主は、提携によってクリアチャンネルの使いやすいインターフェースの全国的な配信システムに直接アクセスすることができるようになる。また、広告主がターゲットとする地域で特定の時間帯の視聴者に届くように広告の対象を設定したり、広告に対するすばやいフィードバックを得ることができる。 今回の提携は、グーグルがオンライン広告を他のメディアに広げようとする最新の動きといえる。同社の昨年の広告売り上げは106億ドルで、大半はインターネット広告からの売り上げだったが、同社は印刷、ラジオ、テレビ媒体の広告への進出を試みている。 新聞広告販売をグーグルが仲介する「Google Print Ads」の最初の試験サービスは11月に始められ、100以上の広告主と大手新聞70紙が参加している。12月には、全国数百のラジオ局で配信されるラジオ広告サービスの試験を始めている。グーグルはゆっくりと広告主を増やしているが、これまでどれだけの広告主が参加しているのか、あるいはサービスを一般向けに開始するためのスケジュールを設定しているのかということも明らかにしていない。 先月、グーグルは米国で第2位の衛星放送ディッシュネットワークを持つエコスター・コミュニケーションズとの提携を発表した。両社の提携では、グーグルが成功を収めたオンライン広告ネットワークの運営に使われている自動システムが、衛星テレビのような長い歴史を持つプラットフォームでも有効に機能すると示されることが期待されている。