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ソニー、「PS3」ユーザーが 「Folding@home」に貢献と発表
ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)は25日、人間のタンパク質の折りたたみ現象の研究およびそれに関連する様々な疾病を理解することを目的に発足した、米国スタンフォード大学の分散コンピューティングプロジェクト「Folding@home」を支援するアプリケーションを、「プレイステーション3」(PS3)向けに3月22日から提供を開始してきたが、開始以降同日までに25万人以上のPS3ユーザーが参加し、一ヶ月間で大きな成果を挙げてきたと発表した。アプリケーションの操作性向上のため、バージョン1.1へのアップデートも26日より提供開始する。
PS3に搭載されたCell Broadband Engine(Cell/B.E.)の演算能力を活用することで、「Folding@home」は世界でも有数の分散コンピューティングネットワークを形成し、過去に類のないコンピューティング・パワーを発揮しつつあるという。今回のアップデートにより、タンパク質の折りたたみ現象の計算スピードの向上、スクリーン上の地球儀に表示されるユーザーの位置を示すマーキングの明るさと大きさの改善、登録されるユーザー名の文字数の増加などユーザーの使い勝手をさらに高めた機能を追加。ユーザーは「Folding@home」を起動させるだけで簡単にアップデートすることが可能となる。
スタンフォード大学化学科のビジェイ・パンデ教授は、「我々の予想をはるかに超えるPS3の貢献には目を見張るものがあります。PS3のCell/B.E.が提供する高い処理能力のおかげで通常1年以上かかるシミュレーションも最初の数週間で達成することができ、研究を更に推し進めることができました。ユーザーの皆様からいただいた計算結果を元にアルツハイマー病をはじめとする関連疾病の研究にますます取り組んでいきたいと思います。」と述べている。
SCEによると、「Folding@home」プログラムのシミュレーションに加わったコンピューティング・パワーの瞬間合計は、PS3参加以前の2倍以上の700テラフロップスまで達し、うち半分以上のおよそ400テラフロップスをPS3が単独で貢献したという。PS3のプロジェクト参加による波及効果で、シミュレーションに参加したPCの数も最近1ヶ月間で20%増加したとしている。
「Folding@home」には、PS3のXMB(クロスメディアバー)のネットワーク列に表示されているアイコンを任意にクリックして起動させるだけで参加することが可能。起動後は、PS3が自動的にスタンフォード大学とデータの送受信を行い、シミュレーションを行う。簡単な設定により、エンタテインメントコンテンツ終了後、電源を入れたままにしておくことでも、自動的にアプリケーションを走らせることができる。
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