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産総研新発見、睡眠障害治療・時差ぼけ改善へ
25日、産業技術総合研究所(産総研)生物機能工学研究部門生物時計研究グループの石田直理雄研究グループ長及び大石勝隆主任研究員は、筑波大学大学院の白井秀徳氏、早稲田大学理工学術院の柴田重信教授らとともに、高脂血症治療薬である「フィブレート」によって体内時計の調節が可能であることを発見したと発表した。
夜行性の齧歯(げっし)類であるマウスを明暗環境下で飼育した場合、通常その活動時間帯は夜間に限られているが、マウスに「フィブレート」を餌とともに投与すると、活動時間帯が約3時間前進(早寝早起き)し、明期の後半から活動を始めるようになったという。
さらに、活動時間帯が後退(夜更かし朝寝坊型)する「睡眠相後退症候群(DSPS)」のモデルマウス(時計遺伝子の壊れたマウス)に「フィブレート」を投与したところ、活動時間帯の正常化が確認されたという。
「フィブレート」は、主に肝臓や骨格筋において脂肪酸の輸送や代謝に関連する遺伝子の発現(機能)を制御している核内受容体である「PPARα」に特異的に結合することから、「PPARα」をターゲットとした新規な睡眠(リズム)障害治療薬や時差ぼけ改善薬などの開発につながるものと期待されるという。
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