米インターネットサービス大手のAOLは26日、同社で初めてインドをターゲットにしたポータルサイト(http://aol.in)を立ち上げた。AOLは各国でインターネット接続事業からの撤退を続けているが、広告収入の増加を狙って、フリーのウェブサイトを通じたコンテンツ配信を推進している。 同サイトの言語は英語。インドの総人口のうち英語話者の割合は小さいが、ビジネスや政府関係機関では公用語となっている。サイト上では、同社の少数株主であるグーグルが技術提供するフリーの電子メールアカウント、検索サービスと、インド映画、クリケット、その他インド住民の関心領域をターゲットにしたエンターテインメントチャンネルなどのサービスが提供される。 AOLの社長兼最高執行責任者(COO)のRon Grant氏は「インドは世界で最も成長の速いオンライン市場の一つ。インドポータルは、この重要な地域でユーザーと広告主の獲得競争を有利に進める効果を生むだろう」と述べた。 ピュー・インターネット&アメリカン・ライフ・プロジェクトによると、米国でのインターネット人口は成人の70%で頭打ちになっている。つまり、事業成長の機会は海外にある。政府統計によると、インドのインターネット利用者は全人口11億人のうち850万人。AOLは米国でラテン系、中国系住民をターゲットにしたポータルを運営している他、フランス、ドイツ、イギリス、オランダ、オーストリアでもポータルを運営している。