米通信大手ベライゾン・コミュニケーションズが4月30日に発表した第1四半期(1-3月期)決算は純利益が前年同期比8.4%減の15億ドル(1株当たり51セント)だった。携帯電話事業、光ファイバー回線を利用したインターネット接続とテレビ配信のサービス「FiOS」が堅調だったが、事業資産の売却による損失の影響が大きかった。売上高は6.4%増の225億8千万ドルだった。 携帯電話事業のベライゾン・ワイヤレスは売上高が17%増の103億1千万ドルで、契約件数は170万件増の6,070万人となった。ユーザー1人当たりの一ヶ月の平均売上は非音声通話サービスの成長に牽引されて2.8%増の50.73ドルとなった。特に音楽ダウンロードの増加が大きかった。 固定通信事業は、ユーザーからの売り上げが3.5%減の42億ドルだった。住宅用電話の顧客と、買収したMCI事業の長距離通話の加入者減少が響いた。この効果を相殺したのは、DSLブロードバンドと、同社が230億ドルを投じて導入している光ファイバーネットワーク上で提供されるFiOSケーブルテレビ・高速インターネットサービスだった。同社によると高速インターネット通信の契約件数は41万6千件増加し、30%増の740万件となった。