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トレンドマイクロ、2007年4月度のウイルス感染被害レポート発表

2007年05月07日 17:16更新 前の記事 次の記事  企業・調査・報告一覧
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 トレンドマイクロは7日、2007年4月度の日本国内におけるウイルス感染レポートを発表した。

 4月のウイルス感染被害の総報告数は、5862件と3月の7709件から減少。3月に続いて被害数1位の「BKDR_AGENT(エージェント)」にはインスタントメッセンジャーを介してワーム活動を行う新種が感染報告を集めたという。

 ウイルス感染被害上位10位ウイルスは以下の通り。(カッコ内は、通称、ウイルス種類、被害件数、3月順位の順) 
1位 BKDR_AGENT(エージェント、バックドア、151件、1位)
2位 EXPL_ANICMOO(アニクモー、その他、51件、新)
3位 TROJ_VUNDO(ヴァンドー、トロイの木馬型、38件、2位)
4位 JAVA_BYTEVER(バイトバー、その他、35件、4位)
5位 TROJ_DLOADER(ディローダー、トロイの木馬型、32件、3位)
6位 WORM_SDBOT(エスディーボット、ワーム型 、31件、8位)
7位 TROJ_VB(ブイビー、トロイの木馬型、26件、6位)
8位 ADWARE_BESTOFFERS(ベストオファーズ、アドウェア、17件、7位)
8位 ADW_SHOPNAV(ショップナブ、アドウェア、17件、圏外)
8位 WORM_RBOT(アールボット、ワーム型、17件、10位)

 マイクロトレンドでは、4月はゼロデイ攻撃とWebを組み合わせた連鎖攻撃が目立った期間だったとし、第一段階としてメールやWebを介してゼロデイ攻撃のコードを含む不正プログラムを送り込み、感染に成功した不正プログラムが悪意のWebサイトと連携することで、連鎖的な不正行為を行う例が数多く確認されたという。

 2位の「EXPL_ANICMOO(アニクモー)」は、3月末に確認された「Windowsアニメーションカーソル処理の脆弱性」に対するゼロデイ攻撃で、アジアを中心に多くの感染報告が確認されているという。これまでのゼロデイ攻撃は、特定の対象を狙うターゲット攻撃に悪用されることが多く、被害の規模も限られていたが、今回のゼロデイ攻撃は、一般のWebサイトに攻撃コードやデータを呼び出すスクリプトタグを不正に埋め込んで感染させる方法が確認されており、被害が不特定多数に広がっているとしている。ゼロデイ攻撃としては感染拡大から攻撃が表面化した、珍しいケースという。

 典型的なゼロデイ攻撃としては、ジャストシステム「一太郎」のゼロデイ攻撃が確認されている。攻撃コードを含む「一太郎」文書を開くと、埋め込まれている不正プログラムが実行され、バックドア機能を備えた不正プログラムを作成する。これにより、ランダムにTCPポートが開かれ、Webを介して別のプログラムをダウンロードするなどの不正活動が行われるという。トレンドマイクロでは、文書ファイルなど日常的に使用する頻度の高いプログラムの脆弱性は、ターゲット攻撃に使用される確率が高いので注意が必要としている。

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