米アマゾン、DRMフリーのデジタル音楽販売サービスを立ち上げ
米インターネット小売り大手アマゾンは16日、著作権管理技術が組み込まれておらず、パソコンや任意の携帯音楽プレーヤーで再生できる楽曲を提供するオンライン音楽販売サービスを開始する計画であると発表した。
新サービスでは、アップルのiTunes Storeと同様に、英EMIの楽曲をデジタル著作権管理(DRM)無しで提供する。アマゾンはその他、1万2千のレーベルから何百万もの楽曲を提供する予定であると述べた。サービスが開始される今年後半にEMI以外のレーベルを発表するとしているが、日時の詳細は決定していないという。対してアップルは、コピー制限付きの楽曲も継続して販売する。
販売形態としてはトラックやアルバムの単位で行われ、定額制は採用されない予定。価格については明らかにされなかったが、Carr氏は、複数の価格帯で提供されることを示唆した。アップルはDRM無しの楽曲をDRM付きの楽曲より30セント高い1トラック1.29ドルで販売している。ちなみにDRM無しの楽曲はDRM付きの楽曲よりも高音質に設定されている。
先月、EMIはアップルがiTunes Store上でEMIの楽曲をDRM無しで販売することに合意していた。アップルはEMIの楽曲の販売をまだ開始していないが、今月中には提供を開始すると述べている。
市場をリードするアップルのiTunes Storeへどのように対抗する計画かとの質問に対しては、Carr氏は、アマゾンが、アクティブアカウントが6,600万人という膨大な顧客ベースを有していることを指摘した。同氏は米国内だけで100万本のCDを販売したCDストアの成功にも言及した。
米調査会社IDCのアナリストSusan Kevorkian氏は、アマゾンの参入によって、DRM無しで楽曲を販売する方向への圧力が高まると指摘している。同氏は、「市場でのアマゾンの位置は、すべてではないにしても一部のメジャーレコード会社をMP3、DRM無しのダウンロード販売という方向に向かわせるのに十分な影響力を与える可能性がある」「メジャーレコード会社は、主力であるCD事業での大幅な売上減に苦しんでいるため、消費者に音楽を販売するためのより優れた形態を模索する必要がある」と述べている。
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