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南北朝鮮縦断鉄道、試験運転へ

2007年05月17日 15:28更新 前の記事 次の記事  一般・海外情勢一覧
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 17日、南北朝鮮縦断鉄道の列車試運転が行われ、韓国と北朝鮮の国境を朝鮮戦争以来初めて列車が通過した。南北朝鮮鉄道が運行されれば、南北朝鮮和解への歴史的な出来事となることが期待されている。

 韓国統一部李在禎(イ・ジェジョン)長官は、「これは単なる試験運転ではない。南北縦断鉄道によって、我々の国民を新たにつなげることを意味する。朝鮮半島統一への大きな第一歩を遂げたことになる」と述べた。韓国統一部は、北朝鮮との統一に向けて努力しているが、北朝鮮側は、韓国の同盟国として韓国内に駐在している米軍が南北朝鮮統一の大きな妨げとなっていると主張している。

 今回の試運転では5両編成の2台の列車に150人の乗客が乗り込んだ。1台は北朝鮮から韓国へ、もう一台は韓国から北朝鮮への試運転列車となった。両方の列車は、同日内に往復してそれぞれの国に戻ることになる。

 南北朝鮮を横切る非武装地帯(DMZ)周辺には武装兵士らが厳重な警戒態勢を敷いた。一方で両国国境を列車が通過する際、南北縦断列車通過を祝う白い風船が空に舞い上がった。試運転列車の韓国からの乗客からは、「もっと早く縦断列車が運転されるべきだった」「南北統一の大きなチャンスをつくった」と感情的なコメントが聞かれた。

 現在南北朝鮮は、北朝鮮が2月に核軍縮へ向けた具体的段階に取り組んで行くと誓約したのを受け、統一に向けた努力を再開している。しかしながら北朝鮮は、6カ国協議での期日となっていた4月中旬を経過しても同国主要原子炉の閉鎖に踏み切らなかった。

  韓国にとっては北朝鮮への鉄道が開通することで、同国の実質上「島国」と化していた状態を打破する事になる。北朝鮮を通過して陸運によって物資を運送することで、同国輸送費の大幅削減を行う事が可能になる。

 今後南北縦断列車の通常運転がいつ行われるようになるかはまだ定かではない。その理由の一つには、北朝鮮政府が同国内への外国人の影響が強まるのを心良く思っていないことが挙げられる。

 韓国でも日本同様北朝鮮への拉致問題が依然として存在しており、列車試運転に伴い、拉致された人々の親類による抗議運動も行われた。抗議運動参加者らは、南北縦断列車は、北朝鮮が核軍縮を行わない限り、まだ開通すべきではないと主張している。

 北朝鮮と中国、韓国を結ぶ鉄道は、1950年朝鮮戦争時代に、米軍によって敵対勢力の影響が伝わるのを防ぐため、遮断されていた。朝鮮戦争は1953年に休戦したが、未だ平和協定を締結するには至っておらず、南北朝鮮の分断状態が続いている。

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*この記事はAP通信との契約で財経新聞社が日本向けに翻訳・編集したものです。翻訳・編集責任は財経新聞社にあります。AP通信はコンテンツの誤謬及び遅延、コンテンツに依拠してなされたすべての行動に関して一切責任がないものとします。Copyright 2006 The Associated Press. All rights reserved.

 

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