インターネット小売大手の米アマゾン・トット・コム(Amazon.com)は23日、CDブックやデジタルオーディオ・ブックの品目拡充を目的として、音声図書の出版を手掛ける米ブリリアンス・オーディオ(Brilliance Audio)を買収したと発表した。金銭面での条件は公表されていない。 ブリリアンス・オーディオは、消費者、図書館、再販業者、その他の出版社向けに録音図書の制作を手掛けており、製品は音楽CDかMP3 CD、もしくはデジタルダウンロードの形態で販売されている。同社のウェブサイトによると、1カ月に12〜15のタイトルを発売している。 アマゾンは、出版業界と協力して音声形式の書籍の全体数を増加させることに努めていくと述べている。現在、アマゾンは、約10万の音声図書を同社サイトで提供しており、そのうち約1,000タイトルがブリリアンス・オーディオの製品である。 同社はまた、子会社でオーダーメードのCD・DVD販売を手掛けるCustomFlixで音声図書の取り扱いを始める予定だと述べた。これによって、出版社や作家は前もって出資せずに新しい作品を追加することができ、絶版予定の作品の販売も続けることができる。 アマゾンによると、ブリリアンス・オーディオは独立して経営を続ける。 なお、同社広報のSusan Sundwall氏によると、今回の買収は、先週に発表されたデジタル音楽販売サービスとは関連がない。 23日、アマゾン株は取引中に52週ぶりの高値となる73.31ドルまで上昇したが、終値は前日比12セント高の69ドルだった。