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神戸製鋼、高機能抗菌めっき利用技術を確立

2007年06月06日 12:11更新 前の記事 次の記事  テクノロジー・新技術一覧
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 5日、神戸製鋼所と静岡県水産技術研究所富士養鱒場は、サケ科魚類養殖設備における器材の衛生管理を目的として、神戸製鋼が開発した抗菌めっき「KENIFINE(ケニファイン)」を利用する技術を確立したと発表した。これにより、卵や用水の消毒に使われていた医薬品の使用量を低減し、比較的安価での衛生管理を可能とした。同技術は、山梨県の民間業者(緑養魚場)ほか、静岡県下の複数の民間養魚場においても導入されており、昨年秋からは養殖魚の出荷が始まっている。

 同技術は、長い間一般的に使われていたミズカビ防除材である「マラカイトグリーン」が薬事法改定により2005年8月より使用禁止となるのを受けて、その代替技術候補として2004年から共同研究を開始し、実証試験を行ってきたもの。2005年8月以降は、「パイセス」などが卵消毒用の水産用医薬品として用いられているが、食品の安全性に対する消費者の関心が高まっていることなどから、出来るだけ医薬品を使わず低コストに抑えたい養殖業界の要望に応える形で、同技術の導入が実現した。

 神戸製鋼は、静岡県内の養魚場などでの2年半にわたる実地検証などを経て、同技術の特性、魚体への安全性、ケニファイン器材の消毒手段などの確認を済ませ、民間養魚場の卵管理設備における同技術利用に際してのガイドライン・適用マニュアルの整備を完了。また、神戸製鋼グループの神鋼鋼線工業及びその子会社の神鋼鋼線ステンレスでは、実際に養殖設備で使われる孵化盆ネット向け抗菌金網用として、ケニファインめっきを施したステンレス鋼線の製造を開始。これまでの製網後めっきでは、鋼線交差部分の皮膜形成が難しく、菌の温床になっていたが、めっき鋼線を網織りすることで、この問題を解決した。

 神戸製鋼は、今後、静岡県周辺に限らず、全国規模での同技術の導入普及を目指すとともに、淡水だけでなく、海水での養殖についても適用拡大を図って方針。

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