ソニーは7日、ゲーム部門のソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)米法人で人員削減を行うと発表した。マイクロソフトや任天堂に対抗する競争力を高めることを狙う。同社広報によると、削減数やその他の詳細は現時点で公開されていない。同社は4月に欧州法人でも人員削減を発表していたが日本での削減の計画はないという。 ソニーによると、リストラは、ゲーム機の利用がゲームをするためだけではなく、インターネット接続やビデオ・音楽視聴、あるいは写真閲覧などの用途に使われることが増加している中で、業界のニーズに適応するためのものだという。 マイクロソフトのX box 360、任天堂のWiiと競合するソニーのプレイステーション3(PS3)は昨年11月に日本と米国で発売開始され、欧州では3月に発売が始まった。3月31日までのPS3の出荷台数は550万台で、同社が目標としていた600万台を下回った。 昨年12月に発売開始された任天堂のWiiは3月31日までの販売台数が584万台で、マイクロソフトは2005年に発売を開始したX box 360の累計販売台数が6月までに1,200万台に達すると見込んでいる。 ソニーは2009年の3月末までゲーム事業で赤字が続くと予想している。同社はここ数年、中核のエレクトロニクス部門の収益改善のためにリストラを行い巻き返しを図っているが、PS3の開発コストの負担が重く、業績回復の足かせとなっている。