スイスの製薬大手ロシュ・ホールディングは25日、米診断機器大手ベンタナ・メディカル・システムズに対し、30億ドル(1株75ドル)の株式公開買い付け(TOB)を実施すると発表した。 ロシュによると、買収額はベンタナ株の6月22日の終値に44%のプレミアムを上乗せしたもの。ロシュは、ベンタナの買収によって診断薬事業を拡充し、対外診断システムと癌治療を補完できると述べている。 ロシュによると、ベンタナが買収協議に応じなかったため、TOBを実施したという。しかし、同社の会長兼最高経営責任者のFranz Humer氏は、買収提案がかなりのプレミアムを上乗せした最大の条件だと考えており、ベンタナの取締役会と株主がこの提案を好ましく思うことを強く望むと述べた。 ベンタナは、癌や感染症の診断・治療のために人体の組織を分析するシステムの製造を手掛けている。第1四半期の決算報告によると、純利益は1,800万ドル(1株当たり50セント)で売上高は6,440万ドルだった。