三菱重工、高速増殖炉開発の新会社設立
2007年06月26日 17:28更新
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25日、三菱重工業は、高速増殖炉(FBR)の開発を進める「三菱FBRシステムズ(MFBR)」を設立し、今年7月1日から事業を開始すると発表した。
新会社は、今年4月に三菱重工が、FBR実証炉の基本設計開始までの研究開発体制における中核企業に選定されたことを受け、独立した専業組織により、エンジニアリングなどの関連業務を効率的に一括実施する。当面、2015年を目標に実証炉・実用炉の概念設計と革新的要素技術の開発をメーカーへの発注も含め取りまとめるとともに、FBR開発に関する国際協力についても中心的な役割を果たしていく予定。
FBRは、冷却材に液体金属ナトリウムを使用し、高速の中性子を用いてウラン・プルトニウム混合酸化物(MOX)燃料を燃焼させることにより、消費した以上の燃料を増殖する原子炉。日本では、早くから軽水炉に続く21世紀の原子力発電の主力システムとして位置付け、これまで実験炉「常陽」(初臨界1977年)や原型炉「もんじゅ」(同1994年)などの開発を進めてきた。
三菱重工は、1960年代よりFBR開発を原子力の中核事業の1つとして、実験炉、原型炉の開発に積極的に参画。その実績などが評価され、今年4月18日、文部科学省、経済産業省、電気事業連合会及び日本原子力研究開発機構から、今後のFBR開発を明確な責任体制の下で、効率的に推進するための中核企業に選定された。
新会社は、これまで三菱重工が培ってきたFBR技術を継承し、国の開発方針に沿って、2025年の運転開始を目指すFBR実証炉と、2050年までに軽水炉の代替として導入が計画されているFBR実用炉の開発に積極的に取り組んでいく方針。
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