米シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)は6日、シカゴ商品取引所(CBOT)に対する買収提案額を7%引き上げ、株主による投票を3日前にして筆頭株主からの支持も得た。 今回の条件引き上げによって、買収額は110億ドルを超える。昨年10月に行われた初めての買収提案は80億ドルだった。買収条件の引き上げは今回が3度目で、競合の買収提案を行っているインターコンチネンタル取引所(ICE)に対抗するもの。 アナリストらは、ICEが土壇場で買収条件引き上げを行わない限り、9日の株主投票でCMEの買収案に対する最終承認が得られると見ている。CMEの発表に対してICEにコメントを求めたが、数時間内に返答は得られなかった。 新たな買収条件ではCBOTの株主は同社株1株につきCME株式0.375株を受け取る。これに対し、CBOTの筆頭株主でこれまでCMEとCBOTの合併に反対していたオーストラリアのカレドニア・インベストメンツも、CMEの買収案を支持する声明を発表し、他の株主に対しても賛成票を投じるように呼びかけた。 CBOTの取締役会は、取引に関するCMEのテクノロジーがよりすぐれており、商品先物で第1位と第3位であるCMEとCBOTの合併がより強固な新会社を生むとして、CMEの買収額がICEによる提案額を大きく下回っている際も一貫してCMEによる買収を支持していた。