シティグループは20日、同社4-6月期収益発表を行った。発表によると、第2四半期純利益は62億3千万ドル、一株利益1.24ドルとなり、前年同期の52億7千万ドル、一株利益1.05ドルから18%増となった。また世界グループ全体での売上高は前年同期比34%増の125億6千万ドルとなり、米銀行としては最大の売上高を記録した。 トムソン・ファイナンシャルアナリストらは一株利益1.13ドル、売上高248億9千万ドルと予測しており、予測値を上回る結果となった。米4大銀行にあたるシティグループ、バンクオブアメリカ、JPモルガン・チェース、ワコビア(Wachovia)はすべて4-6月期純利益上昇を示している。 しかし投資家らの間ではこれらの米主要銀行で信用危機が生じることを懸念している。米国で投資アドバイスを行うKnott Capital代表取締役のJ.Michael Barron氏は、「米主要銀行は表面的には良い業績を示しているように見えるが、表面下ではたくさんの課題が残されている」と分析している。 シティグループ会長兼CEOのチャールズ・プリンス氏およびCFOのGary Crittenden氏は「信用問題がネックとなっている。今年一杯消費者信用の悪化が見られることが予測される」と述べている。第2四半期に融資貸し倒れ金額は2億5,900万ドルに上り、前年同期の2億1千万ドルから上昇を示した。 企業買収のためのレバレッジローンに関しても投資家らの懸念を高めている。しかしながらシティグループは世界グループ全体としての同社の信用取引状況は安定を示していると述べた。 シティグループ消費者ローン売上高は第2四半期に23%も上昇している。シティグループは消費者ローンが売上高の主要源となっており、債務不履行が上昇していることが、同社の今後の経営への懸念を高まらせている。 シティグループ株価は20日40セント下落して50.73ドルとなった。