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英国、過去60年で最大規模の洪水

2007年07月24日 11:06更新 mailメール

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 英イングランド中央部で23日、過去60年間で最大の洪水に見舞われ、洪水に襲われた数百人もの人々がレスキュー隊によって救助された。英当局によると、テムズ(Thames)川は未だ水位が上昇しており、一部では水位が堤防を上回る寸前にまで達しているという。

  洪水により、道路、駐車場の一部にも浸水が生じており、列車・バスの運行に支障をきたしている。また数十万人もの人々が電気、水道水の供給が途絶えたまま取り残されており、イングランド農場では、浸水により穀物に被害が及んでいる。

 英国は過去一ヶ月間にわたり大雨に見舞われ、先週20日には、一日の降水量が1,270ミリ近くにも達している。今週は更なる降雨が予測されている。

 23日夜には、セバーン(Severn)側で水位がピークに達し、イングランドグロスターシャー(Gloucester)州州都グロスター(Gloucester)市の一部で洪水を引き起こした。

 英環境省によると、「あと数インチ水位が上昇すれば、グロスター市の状況は深刻なものとなっていた。しかし水位は既にピークを過ぎたものと見られる」という。

 英首都ロンドンから約100km西に位置するオックスフォード(Oxford)では、50人程の高齢者がケア施設からスタジアムに非難した。スタジアムには、テムズ川の決壊に備えて、1,500人分の食料、寝具が用意されてあるという。

 イングランド西部では洪水の被害がひどく、車内にも浸水が生じ、通りが運河に転じた。そのため数千人もの人々が避難し、レスキュー隊が救助に乗り出している。英当局によると、これまでレスキュー隊が救助した人々の数は120人以上にもなるという。

 特にロンドンから180km北西に位置するTewkesburyでは、被害がもっともひどく、水位150cm以上の泥水が街を覆っているという。

 英環境省によると英国では1947年に同様の洪水に見舞われている。今のところ、今回の洪水での死亡者・負傷者は生じていないという。

 グロスターシャー州では少なくとも35万件の家屋で断水が続いており、水は豊富にあっても飲み水がない状態となっている。なお、ロンドンはテムズ川の堤防により守られ、被害は生じていないという。

 英保険会社各社によると、先月から生じた洪水で数億ドルの損害補償費用を計上することになるという。

 科学者らによると、英国の気候は海水温の冷却化により異常気象を生じさせるラニーニャに影響を受けるといわれているが、今回の長期間にわたる降雨の原因はわからないという。


※この記事はAP通信との契約で財経新聞社が日本向けに翻訳・編集したものです。翻訳・編集責任は財経新聞社にあります。AP通信はコンテンツの誤謬及び遅延、コンテンツに依拠してなされたすべての行動に関して一切責任がないものとします。Copyright 2006 The Associated Press. All rights reserved.

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