全米最大のインターネット及び携帯電話サービス提供会社AT&Tの4-6月期(第2四半期)純利益は、新規契約者数の増加や米地域通信大手ベルサウス(BellSouth)買収が大きく貢献して、純利益が急増した。 AT&Tの第2四半期純利益は29億ドル、一株利益47セントとなり、前年同期の18億1千万ドル、一株利益46セントから61%の上昇を示した。買収関連費用を除けば、AT&T一株利益は70セントになり、トムソンファイナンシャルアナリストら予測値の67セントを上回った。同社売上高は295億ドルとなり、前年同期の158億ドルから87%増となった。 アップルiPhone携帯サービス会社として独占契約を結んでいるAT&Tは、第2四半期にiPhoneが発売されて30時間以内に14万6千人もの同社サービス契約者がiPhoneの起動を行ったと発表した。ワイヤレス接続契約者数は、前年同期の150万人から6,370万人に急増したという。iPhoneの起動数の40%はiPhone購入に伴い新規に契約した顧客によるものであったという。 同社CFOのRick Lindner氏によると、7月もAT&Tは力強い売上げを示しており、「iPhone発売に伴い絶好調となった」と述べている。iPhone購入者らは、AT&Tと2年間のサービス使用契約を結んでおり、今後ワイヤレスデータ貯蓄サービスへの需要が継続的に強まることが予測されるという。 ここ数年積極的に買収を手がけているAT&Tは、今年上半期でベルサウス買収によるコスト節約高は19億ドルに上ったと発表した。さらに今後今年一杯で30億ドル、2008年度末までに50億ドルのコスト節約が望めるという。 同社はワイヤレスデータサービス使用料で堅調な売上高を上げているが、利幅は顧客獲得のためのディスカウントサービスを行ったため、縮小を示しているとも発表した。 米Zachary Research InvestmentアナリストのPatrick Comack氏によると、ワイヤレスビジネス業界の顧客獲得をかけた接続料金値下げ競争は激しさを増しているという。 AT&T株価は24日、35セント下落して39.68ドルとなった。一方アップル株価も8.81ドル(6%)の下落を示し、134.89ドルとなった。