米通信大手ベライゾン・コミュニケーションズ(Verizon Communications)が30日発表した第2四半期(4-6月期)決算は純利益が前年同期比4.5%増の16億8千万ドル(1株当たり58セント)、売上高は6.3%増の233億ドルだった。 最も成長性が高い携帯電話部門のベライゾン・ワイヤレス(Verizon Wireless)は4-6月期に160万人の新規契約者を獲得したが、同社が回線をホールセールしていた米アンプド・モバイル(Amp'd Mobile)が破たんしたことで30万人減少した。6月末時点でベライゾン・ワイヤレスの契約者数は6,210万人となり、同業の米AT&Tの6,370万人をわずかに下回った。 ベライゾンのデニー・ストリグル最高執行責任者(COO)は、AT&Tのネットワークで排他的に導入された米アップル(Apple)のiPhoneとの競合を強調しながら、契約者の転入出数の比率にその影響が見られると述べた。 固定通信部門は旧MCIの長距離電話と従来の電話線の利用者が減少を続けていることから売上高が1.1%減の126億ドルだった。しかし、光ファイバーのインターネットサービス契約が増加したことで一般利用者の消費額は約11%増となった。光ファイバーのブロードバンドサービス「FiOS」は4-6月期に契約者数が20万3千人増加し、合計で110万人となった。 ベライゾン・ワイヤレスは同日、「Unicel」のブランドで全米15州で携帯電話サービスを提供しているルーラル・セルラー(Rural Cellular)を7億5,700万ドル(1株当たり45セント)で買収することで合意したと発表した。ルーラル・セルラーは71万6千人の契約者を抱えている。