ダイムラーと正式に分離し、株式非公開企業となった米第3位の自動車会社クライスラーの会長兼CEOとして、米国最大のホームセンターチェーンであるホームデポ元会長兼CEOで米ブッシュ大統領の友人であるロバート・ナルデリ氏が任命された。クライスラー関係者が5日、明らかにした。同氏のクライスラー会長兼CEO任命は6日にも正式発表される予定であるという。 ナルデリ氏は、2000年にホームデポ代表取締役に任命されたが、今年1月にホームデポ株価が急落したことの責任をとって、同社トップの座から退いていた。 元クライスラー取締役でサーベラスシニア・アドバイザーのWolfgang Bernhard氏がクライスラートップとなることが予想されていたが、同氏自身がトップの座を受け入れなかったという。また、ダイムラークライスラー時代にクライスラーを率いてきたトム・ラソーダ氏はクライスラー副会長兼社長に任命されたという。 またクライスラーCEOのEric Ridenour氏は、23年の勤続勤務を終え、同社を去る決断をしたという。 先週3日にダイムラークライスラーはクライスラー株式80.1%を米投資ファンドサーベラスに74億ドルで売却する手続きが完了した。ダイムラーは残り19.9%のクライスラー株式を保有し、今後もクライスラーと協力関係を築いていく。 クライスラー関係者の話によると、ナルデリ氏の多岐にわたるビジネス経験が、サーベラスにとって魅力となったという。ナルデリ氏、ラソーダ氏の他、11名のクライスラー取締役には、サーベラスおよびダイムラークライスラー時代の取締役ら以外にも、外部からの取締役も含まれているという。