米マテル傘下のフィッシャー・プライス社に供給した玩具に基準値以上の鉛を含有させていた中国玩具工場Lee Der Industrial社の経営者Zhang Shuhong氏が、同社製品大量リコール後の先週末11日に、自社倉庫内にて首を吊って自殺した。13日、中国新華社通信が報じた。 今月Lee Der社は米マテル社から同社製品96万7千個をリコールした。これは、ここ数ヶ月で最大規模の中国製品リコールであったとして、各国メディアで大々的に報道されていた。 Lee Der社関係者の話によると、Lee Der社社長のZhang氏の親しい友人の経営する会社が同社に塗料を供給しており、その塗料の中に基準値を超えた鉛が含有されていたという。Lee Der社に塗料を供給した会社からのコメントは今のところ得られていない。 関係者によると、Zhang氏はリコールに要する約3,000万ドルの損失支払いに苦悩していた様子であったという。さらに中国国家品質監督検査検疫総局は8日から同社製品輸出停止措置を取っていたことから考えて、業務遂行上の困難が自殺要因と見られている。 今回のLee Der社に見られるように、中国製造社はしばしば複雑なサプライチェーンを有しており、自社の製造した製品の供給部品や食品添加物の供給源を辿るのに困難を有する場合が多く、品質管理面で問題となっている。