米住宅ローン最大手カントリーワイドは20日、従業員約500名を削減したと発表した。住宅ローン業界に大きな打撃を与えている信用収縮の影響を乗り切るための措置。 同社によると、人員削減を行う対象となるのは、サブプライムローン事業部門のホールセール・レンディングと、信用力に若干の問題がある顧客や、伝統的なプライムローンに必要な完全な所得証明を提出できない顧客向けに住宅を担保とした融資を行っているフル・スペクトラム・レンディング。カントリーワイドは全体で6万人以上の従業員を抱えている。 同社は声明の中で「全国で約500人を削減した。当社は市場の動向と生産水準を継続的に注視し、適切な対応を取る」と述べている。 同社はまた、銀行業務の顧客に対して、預金が安全であることを訴えるため、ロサンゼルス・タイムズやデトロイト・フリー・プレスなどの米紙に銀行業務部門のカントリーワイド・バンク・FSBの将来は明るいと強調する全面広告を出した。 広告では同銀が1,000億ドルの資産を有していること、3つの主要信用調査会社から投資レベルの格付けていること、政府に保護されている付保預金は住宅ローン事業に打撃を与えている信用リスク問題による影響を受けないことを伝えている。 同社では、先週に市場アナリストらが流動性の低下が続けば同社が破綻する可能性があると指摘して以来、顧客の不安払拭に努めている。