米娯楽・メディア大手バイアコム傘下の大手映画会社パラマウント・ピクチャーズとドリームワークスSKGは20日、次世代DVDとしてHD(高品位)DVD方式のみに作品を提供し、ブルーレイディスク(BD)は支持しない方針であると発表した。これによって、次世代DVD技術における競合はさらに複雑化の様相を見せることになった。 次世代DVD方式としてBDとHD DVDの競合が複雑化することが、消費者にとってはDVDプレーヤ購入を躊躇させる大きな要因となっている。 ドリームワークスアニメーションCEOのJeffrey Katzenberg氏によると、東芝がHD DVDプレーヤを299ドルと安価で販売し出したことがHD-DVD方式支持の要因の一つとなっているという。ソニーブルーレイプレーヤは現在米国で499ドルで販売されている。 ブルーレイディスクは50GBとHD DVDの30GBの容量に比べ大容量のデータを取り込めるが、最新技術適用のための新工場を必要とするために初期費用が嵩み、HD DVDに比べ割高となっている。 一方HD DVDは従来の組立ラインで大量生産することができることが強みと見られている。 ブルーレイ方式は、米ビデオレンタルチェーンBlockbusterが今年6月にブルーレイディスク(BD)映画ソフトをレンタルする直営店を1700店舗に拡大し、HD DVDはオンラインレンタルおよび250店舗のみで扱うとして、BD支持を表明してから大きな支持を受けていた。また全米第二位のビデオ販売店Targetも第4四半期からBD方式のみ店頭販売で取り扱うとしてBD支持を表明している。 その他ソニー・ピクチャーズ、ニューズ・コーポレーション傘下の21世紀フォックス、ウォルト・ディズニーなどもBD方式のみに作品を提供している。一方GE傘下のユニバーサル・ピクチャーズはHD DVDのみに作品を提供している。