米シティグループ、JPモルガン・チェース、バンク・オブ・アメリカ、ワコビアの4大主要銀行は22日、米連邦準備理事会(FRB)からそれぞれ公定歩合で5億ドルずつ資金を借り入れた。米FRBは市場の流動性を高めるために金融機関への公定歩合での貸し出しを積極的に行なおうとしている。 4行ともにそれぞれの金融機関について「資金の流動性は十分にあり、どこからも資金を借り入れることができる」と強調している。米シティグループ以外の3行は、「他の金融機関の利用を促し、FRBの主要信用機関としての潜在価値をアピールするために公定歩合借入を行なった」と共同声明文で発表した。今のところ他金融機関もFRBから公定歩合での資金借入を行なう決断を行なったのかどうかは明らかではない。 これまでFRBからの公定歩合による借入は金融機関が困難に陥ったときの最終手段のように見られていたが、今回FRBはそのような先入観を消去し、積極的に金融機関がFRBから借入を行ない市場の流動性を高められるように促進している。 米企業各社はサブプライムローン問題により、ここ数週間資金借入困難に陥っている。投資家らも住宅融資関連の金融商品を買い控えており、市場の流動性を弱めている。 今回公定歩合での借入を行なった4行のうちシティグループがもっとも早くに借入を発表した。シティグループは「同社の顧客や市場の流動性強化のために公定歩合による借入を行なった」としている。シティグループが公定歩合での借入を発表してほんの数分後に他の3行も同様の発表を行なうに至った。