世界最大手の携帯電話会社であるノキアは29日、同社新型携帯電話機および新サービスを発表した。ノキア新型携帯電話では音楽再生機能が付いており、今後は音楽ダウンロードサービス、ゲームの提供などを強化していくという。ノキアはアップル「iフォン」、「iPod」に対抗していく戦略を明らかにした。 ノキア新型携帯電話では、6千曲もの音楽が保存できたり、ヘッドフォン、スピーカーが内蔵されているなどの特徴を有している。また一部の新型携帯電話では5メガピクセルカメラやiフォン上位機種に匹敵する8ギガバイトの容量を備えたものなどが発表されており、300ドルから750ドルの価格帯で販売される予定。 ノキア新型携帯電話は、フィンランドの有名音楽ダウンロード販売サイト「Ovi」に標準を当てたもので、同サイトから多くの音楽を携帯にダウンロードできるように仕様された。 新サービスに伴い、ノキア携帯電話使用者は、既存の数千万台の同社製携帯電話でパソコンから携帯電話に音楽をダウンロードできるようになり、11月からは新しい携帯電話用ゲーム「N-ゲージ」も楽しめるという。 米テクノロジー・リサーチアナリストのMark Mckechnie氏はによると、アップル、ノキアの新携帯電話サービスの動きから携帯電話が音声を伝えることが主体のサービスから、インターネット中心のサービスへ変遷していく動きが伺えるという。 ノキアはデジタル音楽ダウンロードサービス強化に取り組んでおり、ユニバーサルミュージック・グループ、ワーナー・ミュージック、EMIグループ、ソニーBMGミュージック・エンターテイメントとの契約を完了している。欧州では今秋にも「ノキアミュージックストア」がオープンする予定であるという。 先週にはノキアとマイクロソフトがホットメール、ウインドウズ・ライブ・メッセンジャーをノキア携帯電話用にアクセスできるようにする予定であると発表している。 4-6月期にノキアは世界で1億台以上の携帯電話を販売しており、世界最大手の携帯電話会社となっている。米市場リサーチ会社ガートナー社によると、ノキアの今年度携帯電話業界占有率は37%にもなっており、前年の34%からさらに上昇を示している。 米ノキア株価は29日、2.17ドル(7.2%)上昇して32.18ドルとなり、過去52週間で最高値となった。