米ヤフーは4日夜、オンライン広告ネットワーク会社ブルーリチウム(BlueLithium)を現金3億ドルで買収すると発表した。ヤフーは広告ネットワーク会社買収で、ここ2,3年グーグルに対して遅れをとっていたオンライン広告ネットワーク業界の地盤を強化しようとしている。 米ヤフーは7月、約7億ドルでオンライン広告枠オークションサイトを運営する米ライトメディア(Right Media Inc.)の買収を完了、ヤフーサイト上の検索エンジン連動広告リンクシステムを改善している。 ヤフーはインターネット広告主がより広告によって利益を上げられるように多様な広告掲載手段を提供することで検索エンジンシェア拡大を図っている。 今回ヤフーが新たに買収するブルーリチウムは、広範囲にわたる広告ネットワークを運営する他、インターネットユーザーが訪れるサイト形跡からよりユーザー個人の嗜好に適した広告を掲載できるようにするトラッキング技術も提供している。 グーグルとマイクロソフトもヤフー同様広告サービス会社を買収することで、オンライン広告掲載技術を高めようとしている。マイクロソフトは先月60億ドルでのオンライン広告会社アクアンティブ(aQuantive Inc.)買収を完了している。またグーグルは連邦規制当局の承認を待ってダブルクリック(DoubleClick Inc.)を31億ドルで買収しようとしている。 ヤフーはブルーリチウム買収を今年度内に完了させる方針である。2004年から事業を開始しているブルーリチウムは開業3か月後から利益を生み出している。ブルーリチウムは現在135名の従業員、欧米各国に10支局を抱えている。 ヤフー株価は4日の通常取引で、23.97ドルとなったがその後ブルーリチウム買収発表を受け、時間外取引で15セントの上昇を示した。