ダイキンと仏・アルケマ社、空調機器用新冷媒の合弁会社設立
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ダイキン工業とフランスのアルケマ社は21日、日本を除くアジア・オセアニア地域での空調機器用新冷媒の販売を行う新会社「ダイキンアルケマ冷媒アジア有限公司」(以下、冷媒JV)と、新冷媒の主要構成ガスである「HFC‐125」の製造・販売を行う新会社「アルケマダイキン先端フッ素化学(常熟)有限公司」(以下、125JV)を、今年11月に設立することに合意したと発表した。
「HFC‐125」は、新冷媒を生成する際に不可欠なフルオロカーボンガスだが、生産している会社が限られていることから、需要の急拡大が予想される2010年以降の安定的な確保が課題となっていた。
ダイキンとアルケマ社は、今回の125JV設立により、「HFC‐125」の2010年以降の安定供給を目指すとともに、両社の技術を融合することによるコスト競争力の強化を図る。125JVで製造・販売される「HFC‐125」は、主に空調機器用新冷媒(「R‐410A」「R‐407C」「R‐404A」)に使用され、冷媒JVを通してアジア・オセアニア地域に、ダイキン、アルケマ社を通してグローバルに販売される予定。
新冷媒は、オゾン層に影響を及ぼさない冷媒で、今まで主に使用されていたHCFC冷媒の代替品として、将来は全面的に切り替わると期待されている。ヨーロッパでは、2004年の規制により、製造する空調機器へのHCFC冷媒の使用が禁止されており、日本でも新冷媒にほぼ切り替わっている。アメリカにおいても、2010年から製造される空調機器の冷媒としての使用ができなくなり、中国など空調需要が伸長している地域でも切り替わっていくことが想定されることから、新冷媒の世界的な需要の急拡大が見込まれている。
ダイキンとアルケマ社は、1990年代後半から中国・常熟でのフッ素樹脂事業やフランス・リヨンでのフッ素ゴム事業において協業を行うなど、緊密な関係を構築してきた。両社は、今回の新会社設立で、アジア・オセアニア地域以外のグローバル展開も見据えた、冷媒事業のさらなる協業拡大や、冷媒事業の枠を超えた化学事業での新たな協業も目指していく方針。
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