米アルミニウム大手アルコアは、同社パッケージングおよび消費材、自動車キャスティング部門の閉鎖に伴い、8億4,500万ドルの手数料を計上することになった。アルコアは既存部門の一部を閉鎖することで、新規開拓分野の成長に注力しようとしている。さらにアルコアは第3事業である電気・電子ソリューション部門の事業再編計画もあるという。 アルコアは先月同社株式の7%近くを中国最大のアルミニウム会社Chalco(Aluminum Corporation of China Ltd.)に20億ドルで売却したのに伴い、今回の事業再編の発表を行った。 アルコアは声明文で「アルコア株のChalcoへの売却、事業再編に伴い、同社の資本構成が強化され、新規開拓分野で成長するチャンスが高められ、株価の上昇が期待できる」と述べている。 また事業閉鎖に伴う費用による損失は、同社の主な事業であるアルミニウム生産部門での収益向上が見られているため、同社全体としての損失にはつながらないと見られている。 アナリストらは、アルミニウム製品を製造する企業は多数存在しており、アルミニウム需要は高まる一方であるため、同社はアルミニウム生産事業を強化し、アルミニウム製品製造事業は閉鎖する方針に至ったと分析している。 アルコアは4月に今回閉鎖した2事業の売却も検討していたという。2事業による売上は、同社売上高の10%を占めていた。自動車キャスティング部門においては、売却先と年内までに売却する合意に達する寸前のところまできていたという。アルコアは詳細については明らかにしていない。なお、アルコア第3四半期収益発表は来週火曜日行われる予定である。 アルコア株価は4日時間外取引で、25セント上昇して37.91ドルとなった。