米アルコア7-9月期純利益3%増
米アルミニウム大手アルコアは9日、7-9月期(第3四半期)収益発表を行った。同社第3四半期純利益は、中国最大手アルミニウム会社Chalcoに株式を一部売却したことで、上昇を示したが、アナリスト予測値は下回った。
同社7-9月期純利益は5億5,500万ドル、一株利益63セントとなり、前年同期の5億3,700万ドル、一株利益61セントから3%増となった。エネルギーコストの高騰、その他事業再編などで経費を要したため、第3四半期の純利益増加率は限定的なものとなった。
売上高は、同社事業再編に伴う、アルミニウム製品製造事業の切り離し、米市場の弱まりを受け金属価格が下落したことに伴い、73億9千万ドルとなり、前年同期の76億3千万ドルから減少を示した。トムソン・ファイナンシャルアナリストら予測値は、一株利益65セント、売上高74億ドルで、予測値を下回った。
アルコアは同社資本構造の健全化のため、同社取締役会が、同社株式を最大25%(2億1,700万株)まで買い戻す計画を承認している。また、アルコアは先月、中国アルミニウム最大手のChalcoに同社株式7%近くを20億ドルで売却したと発表した。さらに米アルミニウム製品製造事業2部門の事業売却の話が進んでいることも発表している。
事業再編に伴い、8億4,500万ドルの経費が必要となるという。さらに、同社第3事業である電気・電子ソリューション分野の再編計画も発表しており、そのためにさらに6億ドルの経費が必要であるという。
アルコアは今年7月、カナダアルキャンの買収に失敗したのを受け、事業再編を行っている。アルコアは声明文で、Chalcoに株式を売却したことに関して、「パッケージング、自動車キャスティング部門の事業売却方針が進んでいるのに伴い、Chalcoに株を売却したことで、同社が株式買い戻しを行うことのできる資産の流動性を確保し、株主に大きな恩恵をもたらすことになる」と述べている。
米アルコア株価は9日、1.42ドル(3.7%)上昇して39.72ドルとなった。その後の時間外取引で26セント上昇を示した。
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